#1 ニコレッタ
「#1 ニコレッタ」のあらすじ
従業員は老眼鏡着用の紳士ばかりという、ローマにあるちょっと不思議なリストランテ「カゼッタ・デッロルソ」。
そこにニコレッタと名乗る女性が訪ねてくる。
ニコレッタは、オーナー夫人であるオルガの実の娘であった。
彼女は、妻に娘がいることを知らないオーナーに全てをバラしてしまおうと、ローマへやってきたのだった。
#2 指輪
「#2 指輪」のあらすじ
「カゼッタ・デッロルソ」は紳士好きの女性で今日も満席。
ニコレッタは彼女らを半ば呆れ顔で見ていたのだったが、自分もまたカメリエーレのひとり、クラウディオをつい目で追っていることに気付く。
その気持ちが恋なのかどうか悩むニコレッタであったが、クラウディオが数年前に妻と離婚していたことを知り・・・。
#3 パラディーゾ
「#3 パラディーゾ」のあらすじ
娘である事実をバラさないことと引き換えに、「カゼッタ・デッロルソ」で見習いとして働き始めたニコレッタ。
しかし、クラウディオと離婚したのに頻繁にお店にやってくるガブリエッラが、ついつい気になってしまう。
仕事に恋に悩むニコレッタ。
そんな彼女を心配して声をかけるクラウディオに、ニコレッタはつい秘密を漏らしてしまう。
#4 カゼッタ・デッロルソ
「#4 カゼッタ・デッロルソ」のあらすじ
リストランテ誕生に立ち会った懐かしい客がやってくる。
開店当時、厨房手伝いであったマルツィオである。
ニコレッタは、彼から「カゼッタ・デッロルソ」にまつわるエピソードを聞かせてもらう。
それは、老眼鏡紳士たちのリストランテができあがるまでの、ささやかな優しい「奇跡」、だった。
#5 オルシーニの味
「#5 オルシーニの味」のあらすじ
ソムリエのジジとオーナーは異父兄弟だと聞かされ驚くニコレッタ。
複雑な関係にあった彼らの親とは違い、共に歩く道を選んだ二人。
そんな二人が見つめる先には・・・。
ニコレッタは、愛には様々な形がある事に気づくのだった。
#6 ある夫婦
「#6 ある夫婦」のあらすじ
いつも陽気で、笑顔を絶やさないヴィート。
ニコレッタがフリオの料理教室で知り合ったマリーナは、何とヴィートの奥さんだった。
自分と歳の変わらないマリーナとヴィートの馴れ初めに興味津津なニコレッタ。
そして、ある夫婦を通してヴィートの相手を想う「心の深さ」を知る。
#7 特別な一日
「#7 特別な一日」のあらすじ
ルチアーノには内緒で彼の孫・フランチの誕生会を画策するニコレッタ達。
定休日に従業員総出で準備する中、主役のフランチは一人で手持ち無沙汰の様子。
そんなフランチを連れ出すニコレッタとクラウディオ。
フランチを挟んで、ふとした拍子に二人の距離もちょっとだけ近づいて・・・?
そして、楽しい誕生会の後、ルチアーノはフランチの成長を楽しみにしていた、亡き妻を想うのだった。
#8 昔日
「#8 昔日」のあらすじ
まだカメリエーレを始めたばかりの頃、クラウディオはうまくいかないことばかり。
その頃、彼はフリオとその婚約者のアンジェラに出会っていた。
彼らとのふれあいを通じて、クラウディオは自分の場所を見つけることを始めたのだった。
あれから二十年以上が過ぎて・・・。
お互い歩んできた道は違っても、再会した場所は心安らぐ良き場所、「カゼッタ・デッロルソ」であった。
#9 リストランテの休日
「#9 リストランテの休日」のあらすじ
暖房の故障により臨時休業した「カゼッタ・デッロルソ」では、シェフたちが揃って新メニューの試食会が始まる。
ニコレッタも参加させてもらうのだが、やっぱりテオからキツイ一言。
落ち込むニコレッタにマルツィオから語られるテオの過去。
そして、テオからのアドバイスによって、ニコレッタは「誰かのために料理を作る」ことを学ぶのだった。
#10 秘めたる恋
「#10 秘めたる恋」のあらすじ
ルチアーノに近づくサヴィーナ。
ニコレッタはそんな彼女に“大人な女性”と憧れるのだが、二人を後押ししようとしても、ルチアーノはまったく意に介さない。
それどころか、サヴィーナから渡されたコンサートチケットを託されてしまった。
出掛けたコンサート会場で、ニコレッタはルチアーノの亡き妻への愛を知る。
そして思うのだ。誰もがそれぞれの形で人を愛している、と。
#11 たんじょう日
「#11 たんじょう日」のあらすじ
オルガの誕生パーティが近付く中、クラウディオへの想いからニコレッタはガブリエッラと対立してしまう。
穏やかに彼女を受け止めるガブリエッラ。
そして、大人に成りきれない苛立ちを抱えつつも、ニコレッタはある決心をする。
そして、誕生日。
ニコレッタがオルガのために作ったケーキを前に、オルガが口にした言葉とは・・・。感動の最終回!!